ピースボートでディープなイラク。
2008年 09月 17日
帰国しました。
ピースボート船上でイラク講座をやってきました。
ベトナム戦争を石川文洋さん、日中戦争を坂倉清さんのお二方がお話してくれました。
寄港地のベトナムの枯れ葉剤被害のセンターなど訪問してきました。日越国交35周年記念イベントにも参加してきました。
ピースボートでやった講座はこんな感じです。
その1:『ボランティアがしたい!マザーテレサの家からエイズホスピス、そしてイラクへ〜』
私は本来「肩書きなし」。メディアの関係上、「イラク支援ボランティア」と名乗ってますが。。。そもそも「ボランティア」なんて肩書きになり得ない。それは、一人一人の生まれる時に授かってきた役割のことだから。ボランティアは、何よりもその行動をする時のボランティア精神が大事だと思う。そのボランティア精神=愛に基づいて行動すること、つまり「ボランティア」は「愛を表現すること」だと思う。決して、ストレス解消であったりしない。
その2:『命に国境はない〜報道の見えない壁の向こうで、イラクでは何が起きていたのか?』
イラク戦争は、私たち日本人が今やっている戦争。それなら、イラクで起きていることはみんなが知るべきことだと思う。たくさんの映像を見てもらいました。そのどれもが、国内外のテレビで放送してもらったものばかり。でも、なんか違う。オリジナルとオンエア、同じなのになんか違う。そう感じるのがメディアリテラシー(情報読解力)の始まりかなと。
その3:『イラク戦争は誰のため?〜史上最大の戦争の民営化〜』
イラク攻撃の大義は全部崩れた。「イラクの自由作戦」はイラク人を自由にしてはいない。イラク戦争はとにかく儲かる戦争だった。じゃあ、儲かったのは誰??戦場は軍人だけじゃないの??
その4:『イラクに咲く花〜イラク民間支援と非暴力の挑戦〜』
”危険な国”には支援も武装して行うべき?一人一人のカンパが総額3億8千万円を越えて、民間の支援は今、徐々にチカラをつけてきている。できます、いろんなこと。届いてます、思いも支援も。
その5:『イラクから世界を見る〜戦争、貧困、環境破壊は私たちのすぐそばに〜』
日本にとっての”世界”=アメリカ。その国を見れば、日本の姿が透けて見える。地球を傷つける巨大なチカラの正体とは?無知(メディアリテラシー)、無関心(今が楽しければいい)、無力感(自己暗示)。自分は何もしていないつもりでも、巨大なマイナスパワーを放出している。それが、この世の中を形成していると思う。これは、私のイラクでの経験からそう強く思うのです。そして消費生活を見直すことが、まずは自分たちにできること。
その他、トークイベントで『世界とツナガリタイあなたへ』に出演しました。30代の女性3人ということで、バンド「東京ギャングスター」のボーカル、パギさん。妻であり一児の母であるピースボートスタッフ、それとアラフォー(Around 40)の私。そこで、「オフ時に自宅で何をしているか?」というご質問に「草取りしない主義の畑と、堆肥づくりにハマってます」と答えたら、「意外だ!」と言われました。。。半日見逃すと超巨大化するキュウリの話をして、「巨大キュウリは大きめの輪切りにするとカレーに合います」と最後に言ったら、大反響でした。。。パギさんによれば、「大根もカレーに合うよ」と!
今回のピースボートの講座は、すごく濃密な内容を形にできました。今までやりたかったことが集中してできた感じです。私自身も日本の人たちとだいぶ話せるようになっていたのも大きいです。瞑想の話もしました。なぜ、私は食前にお祈りをするのかという話も。夜中には、バグダッドのボーイズのDVDを見て、「日本の若者とイラクの若者がリストカットをして同じことを叫ぶ理由」をディスカッションしたりとか。実は、私はイラク人の死者の弔いと同時に日本人に復讐しようとしてたとか。。。でも、そんなことを続けていたら、自分自身に対しても「殺意」を持ったので、今年から自分自身に対しても「怒りではなく、非暴力で行こうと決めた」というカミングアウトもしてしまいました。
ピースボート船上でイラク講座をやってきました。
ベトナム戦争を石川文洋さん、日中戦争を坂倉清さんのお二方がお話してくれました。
寄港地のベトナムの枯れ葉剤被害のセンターなど訪問してきました。日越国交35周年記念イベントにも参加してきました。
ピースボートでやった講座はこんな感じです。
その1:『ボランティアがしたい!マザーテレサの家からエイズホスピス、そしてイラクへ〜』
私は本来「肩書きなし」。メディアの関係上、「イラク支援ボランティア」と名乗ってますが。。。そもそも「ボランティア」なんて肩書きになり得ない。それは、一人一人の生まれる時に授かってきた役割のことだから。ボランティアは、何よりもその行動をする時のボランティア精神が大事だと思う。そのボランティア精神=愛に基づいて行動すること、つまり「ボランティア」は「愛を表現すること」だと思う。決して、ストレス解消であったりしない。
その2:『命に国境はない〜報道の見えない壁の向こうで、イラクでは何が起きていたのか?』
イラク戦争は、私たち日本人が今やっている戦争。それなら、イラクで起きていることはみんなが知るべきことだと思う。たくさんの映像を見てもらいました。そのどれもが、国内外のテレビで放送してもらったものばかり。でも、なんか違う。オリジナルとオンエア、同じなのになんか違う。そう感じるのがメディアリテラシー(情報読解力)の始まりかなと。
その3:『イラク戦争は誰のため?〜史上最大の戦争の民営化〜』
イラク攻撃の大義は全部崩れた。「イラクの自由作戦」はイラク人を自由にしてはいない。イラク戦争はとにかく儲かる戦争だった。じゃあ、儲かったのは誰??戦場は軍人だけじゃないの??
その4:『イラクに咲く花〜イラク民間支援と非暴力の挑戦〜』
”危険な国”には支援も武装して行うべき?一人一人のカンパが総額3億8千万円を越えて、民間の支援は今、徐々にチカラをつけてきている。できます、いろんなこと。届いてます、思いも支援も。
その5:『イラクから世界を見る〜戦争、貧困、環境破壊は私たちのすぐそばに〜』
日本にとっての”世界”=アメリカ。その国を見れば、日本の姿が透けて見える。地球を傷つける巨大なチカラの正体とは?無知(メディアリテラシー)、無関心(今が楽しければいい)、無力感(自己暗示)。自分は何もしていないつもりでも、巨大なマイナスパワーを放出している。それが、この世の中を形成していると思う。これは、私のイラクでの経験からそう強く思うのです。そして消費生活を見直すことが、まずは自分たちにできること。
その他、トークイベントで『世界とツナガリタイあなたへ』に出演しました。30代の女性3人ということで、バンド「東京ギャングスター」のボーカル、パギさん。妻であり一児の母であるピースボートスタッフ、それとアラフォー(Around 40)の私。そこで、「オフ時に自宅で何をしているか?」というご質問に「草取りしない主義の畑と、堆肥づくりにハマってます」と答えたら、「意外だ!」と言われました。。。半日見逃すと超巨大化するキュウリの話をして、「巨大キュウリは大きめの輪切りにするとカレーに合います」と最後に言ったら、大反響でした。。。パギさんによれば、「大根もカレーに合うよ」と!
今回のピースボートの講座は、すごく濃密な内容を形にできました。今までやりたかったことが集中してできた感じです。私自身も日本の人たちとだいぶ話せるようになっていたのも大きいです。瞑想の話もしました。なぜ、私は食前にお祈りをするのかという話も。夜中には、バグダッドのボーイズのDVDを見て、「日本の若者とイラクの若者がリストカットをして同じことを叫ぶ理由」をディスカッションしたりとか。実は、私はイラク人の死者の弔いと同時に日本人に復讐しようとしてたとか。。。でも、そんなことを続けていたら、自分自身に対しても「殺意」を持ったので、今年から自分自身に対しても「怒りではなく、非暴力で行こうと決めた」というカミングアウトもしてしまいました。
by nao-takato
| 2008-09-17 04:08
| 9条/対話