今回の報告は、バグダッドの友人から送られてきました。イラク国内に200万人以上と言われるイラク国内避難民の様子についてです。原文は英語ですが、日本語にして以下に掲載します。
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友人のみなさんへ
昨日、私はバグダッドのとても貧しい避難民家族の地域を訪ねました。とてもひどい場所で、状況も最悪でした。私は12家族を訪ね歩いたのですが、そこには子ども、高齢者、女性などを合わせて50人くらいが生活をしていました。電力はまったくなく、保健医療システムもなく、きれいな飲み水もなく、ゴミ収集サービスもありませんでした。子どもたちは、汚れてほつれたような古着を着ており、その何人かは戦災孤児でした。私は避難民の様子を撮影しました。以下にあるのがそのいくつかです。また、避難民へのインタビューも行いました。

この写真に写っている高齢の男性は名前をカーシムといい、既婚者で3人の娘がいます。年齢は60歳。娘の1人は未亡人で、3人の娘がいます。この家族は1つの部屋に全員で住んでいました。トイレもシャワーもない部屋でした。この部屋の中で身体を洗ったりしているとのことでした。カーシムさんは、戦争中に片目を失明し、片足も負傷してしまいました。彼は低賃金でサービス業に従事していますが、1人で生活するのもままならないほどでした。私は、この家族はどうやって生活しているのだろうと大変驚きました!


この写真に写っている女性はマジッダ・サリといい、62歳の高齢で娘と二人きりで暮らしていました。彼女たちもまた、古くてひどい建物の1室にいました。この女性はネコ好きで、3匹のネコを飼っていました。彼女たちには十分な食料がないのですが、それでも3匹のネコの世話をしていて、私はショックを受けました。私はこの女性が好きです。とてもきれいな心の持ち主です。彼女たちはとても貧しいのですが、私のためにコーラとチョコレートを買ってきてくれたのです。私は彼女に、もしお金があるのなら、今晩の夕食に使ってくださいと申し出たのですが、彼女は頑なに断ったのでした。彼女の住んでいる部屋はチグリス河の近くで、部屋の屋根はとても古く、壊れて穴が空いていました(←の写真)。バグダッドの冬はとても寒いので、彼女たちに毛布を届けたいと思っています。
今回、避難民家族を訪ねて私はとても悲しくなりました。どこからの支援もないのです。赤十字も赤新月社も、どこの人権団体も現場に来ていないのです。これら避難民家族は十分なサポートを得ることができていません。彼らの望みは、子どもたちに食べさせることができるだけの収入がほしいということです。

この写真に写っている老人は独り暮らしで、どこからの支援もなく、近所からの差し入れでかろうじて生き延びている状態です。

この写真に写っている老婆も独り暮らしで、ほとんど目が見えません。
他にもまだたくさんのストーリーがありますが、これ以上は続けられません。貧しさの中で支援も受けられず、戦争によって未亡人になった女性たちや十分なケアを受けられない子どもたちを目の前にしてその話を聞くことは、非常につらい体験でした。
これが新生イラクなのでしょうか。
これが占領下の新しい民主化したイラクなのでしょうか?
これがイラクの自由なのでしょうか?
私たちは世界有数の産油国でありながら、この絶望的な状況の中で暮らしています。
今回訪ねた場所はバグダッド市内ですが、市外にはより劣悪な状況でテント暮らしを強いられている避難民家族がたくさんいます。
(日本語訳:nao-takato)
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友人のみなさんへ
昨日、私はバグダッドのとても貧しい避難民家族の地域を訪ねました。とてもひどい場所で、状況も最悪でした。私は12家族を訪ね歩いたのですが、そこには子ども、高齢者、女性などを合わせて50人くらいが生活をしていました。電力はまったくなく、保健医療システムもなく、きれいな飲み水もなく、ゴミ収集サービスもありませんでした。子どもたちは、汚れてほつれたような古着を着ており、その何人かは戦災孤児でした。私は避難民の様子を撮影しました。以下にあるのがそのいくつかです。また、避難民へのインタビューも行いました。

この写真に写っている高齢の男性は名前をカーシムといい、既婚者で3人の娘がいます。年齢は60歳。娘の1人は未亡人で、3人の娘がいます。この家族は1つの部屋に全員で住んでいました。トイレもシャワーもない部屋でした。この部屋の中で身体を洗ったりしているとのことでした。カーシムさんは、戦争中に片目を失明し、片足も負傷してしまいました。彼は低賃金でサービス業に従事していますが、1人で生活するのもままならないほどでした。私は、この家族はどうやって生活しているのだろうと大変驚きました!


この写真に写っている女性はマジッダ・サリといい、62歳の高齢で娘と二人きりで暮らしていました。彼女たちもまた、古くてひどい建物の1室にいました。この女性はネコ好きで、3匹のネコを飼っていました。彼女たちには十分な食料がないのですが、それでも3匹のネコの世話をしていて、私はショックを受けました。私はこの女性が好きです。とてもきれいな心の持ち主です。彼女たちはとても貧しいのですが、私のためにコーラとチョコレートを買ってきてくれたのです。私は彼女に、もしお金があるのなら、今晩の夕食に使ってくださいと申し出たのですが、彼女は頑なに断ったのでした。彼女の住んでいる部屋はチグリス河の近くで、部屋の屋根はとても古く、壊れて穴が空いていました(←の写真)。バグダッドの冬はとても寒いので、彼女たちに毛布を届けたいと思っています。
今回、避難民家族を訪ねて私はとても悲しくなりました。どこからの支援もないのです。赤十字も赤新月社も、どこの人権団体も現場に来ていないのです。これら避難民家族は十分なサポートを得ることができていません。彼らの望みは、子どもたちに食べさせることができるだけの収入がほしいということです。

この写真に写っている老人は独り暮らしで、どこからの支援もなく、近所からの差し入れでかろうじて生き延びている状態です。

この写真に写っている老婆も独り暮らしで、ほとんど目が見えません。
他にもまだたくさんのストーリーがありますが、これ以上は続けられません。貧しさの中で支援も受けられず、戦争によって未亡人になった女性たちや十分なケアを受けられない子どもたちを目の前にしてその話を聞くことは、非常につらい体験でした。
これが新生イラクなのでしょうか。
これが占領下の新しい民主化したイラクなのでしょうか?
これがイラクの自由なのでしょうか?
私たちは世界有数の産油国でありながら、この絶望的な状況の中で暮らしています。
今回訪ねた場所はバグダッド市内ですが、市外にはより劣悪な状況でテント暮らしを強いられている避難民家族がたくさんいます。
(日本語訳:nao-takato)
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