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謹賀新年

あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。

1月13日より、イラク報告会を再開いたします。演題は、昨秋より継続中の『命に国境はない 〜”最も危険な国”イラクに、支援は届くのか?』としています。前半は、イラク戦争後の流れを映像を交えてご報告いたします。特に、「テロとの戦い」と称する多国籍軍の軍事行動、「民主化のステップ」とされたイラク初の国民議会選挙や新憲法草案に関する国民投票がイラクに何をもたらしたのか、現在のイラクの混迷を映像と写真で見ていきたいと思います。後半は、日本の民間のイラク支援の実績(全国のイラク支援10団体2個人)をグラフと写真でご紹介し、その後で私の進めているプロジェクトについて詳しくご報告いたします。

昨年3月に名古屋港からイラクに向けて送った40フィートコンテナ1台分の学校の机や椅子は、4月にヨルダンのアカバ港に到着し、5月にはイラク現地での配布が終了していました。その様子を現地スタッフがビデオ撮影をしてくれました。しかし、ちょうどその時期から米軍の長期的な包囲攻撃(米軍の基本的な攻撃態勢の変更による)が半年以上も続き、その間に関係者やその家族が米軍からの捜索、拘束、襲撃、強奪などを受け、殺されたり、ケガをしたりしました。映像はヨルダンの私のもとに届けられるはずでしたが、道路が塞がれ、米軍の検問に止められ、没収され、イラク人のヨルダン入国制限という事態が続き、数ヶ月が過ぎていました。幻の映像となるかと思われましたが、先月、ヨルダン滞在中に映像が手元にやってきました。思わぬクリスマスプレゼントとなりました。彼らの必死の努力に感謝せずにいられません。この映像をぜひ、日本のみなさんにも見ていただきたいと思います。
by nao-takato | 2007-01-11 15:21 | 報告会/来日ツアー

リアルタイムでイラクの今をお知らせする為の公開日記


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