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10月17日 No! Drug! Back To Life!

私がバグダッドで進めてきた自称「バックトゥライフキャンペーン」はファイナルステージに進み、「子ども自立支援プロジェクト」として本格的に動き出しています。まだまだ歩み始めたばかり。けれど、この小さな結果が何よりも私を励ましてくれます。あんなに握り締めて離さなかったシンナーが彼らの手から消えました。もしかすると、うまく仕事が覚えられなくてまたシンナーに手を出してしまうかもしれません。それでも、私は彼らのことが大好きです。そして絶対に見捨てないと彼らに伝えたいと思います。失ってしまった「家族」を、彼ら自身の手で新しい家族を作るその日まで!彼らの結婚式に出る日を夢に見て……!!
スレイマンからメールで送られてきた写真、また今回直接持参してくれた写真(就職訓練の様子)を掲載します。彼らの変化をお楽しみになりたい方は著書『戦争と平和』の中のストリートチルドレンの章をお読みください。

【理髪師訓練コース(第1グループ)】
10月17日 No! Drug! Back To Life!_b0006916_2475427.jpg理髪コースは14歳、15歳くらいの少年がほとんど。バリカンやハサミ、カミソリの使い方を覚える目は真剣。スキルを身につけることの楽しさはドラッグの楽しさを越えたか!?
10月17日 No! Drug! Back To Life!_b0006916_2542449.jpg指導にあたる理髪店の店主。練習台になっているこの男の子は、おそらくアーメル(自称11歳)だろう。私の手にかじりついてきたあの子だ。

【大工訓練コース(第1グループ)】
10月17日 No! Drug! Back To Life!_b0006916_304530.jpg著書『戦争と平和』の中のストリートチルドレンに関する記述の中で、道路で痙攣をおこし泡をふいた、あのディアードなのだ!ぼろ雑巾のようだった彼がこんなにいい顔で大工仕事をしている。写真を直接渡されて、興奮しまくりの私!

10月17日 No! Drug! Back To Life!_b0006916_335822.jpg指導をしてくれる大人も、最初から大歓迎してくれていたわけではないそうだ。でも、スレイマンの熱意に負けて彼らを受け入れ、やがて気持ちの上でも彼らを受け入れるようになってきているとのこと。
by nao-takato | 2004-10-18 03:31 | 支援/プロジェクト

リアルタイムでイラクの今をお知らせする為の公開日記


by nao-takato