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3月23日 ファルージャ再建プロジェクトの今

バタバタしてばかりいて、ブログに進捗状況を報告するのが大変に遅れているのですが、プロジェクトは進んでいます。特に、このファルージャ再建プロジェクトは日本とイラク双方の企業の協力を得ることになり、支援の輪が確実に広がりました。

日本は名古屋の近藤産興さんの協力。これは名古屋のNGOセイブイラクチルドレン名古屋のご紹介でした。イラクは地元の企業の協力で、住民の理解が得られることになりました。そのきっかけはファルージャの診療所や、今までに再建してきた学校でした。現地では「日本からの支援」とは言えずに来ていましたが、住民たちはその活動を見て「誰が支援してくれているんだろう?」と思っていたそうです。それが地元の企業などの耳に入り協力体制ができました。この地元の協力がなければ、日本人を示すステッカーを貼ることはできなかったでしょう。

近藤産興さんにご提供いただいた学校の机や椅子、足踏みミシンはラマディの学校に入れることになり、3月6日に名古屋港でコンテナ積み込み作業に立ち会ってきました。

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左)コンテナに積み込まれる机 右)ステッカーも貼りました。3月23日 ファルージャ再建プロジェクトの今_b0006916_491951.jpg3月23日 ファルージャ再建プロジェクトの今_b0006916_494861.jpg
左)ノートやボールも一緒に。 右)40フィートコンテナいっぱい!
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左)コンテナ封印の儀式! 右)いってらっしゃ~い!

積み込んだ支援物資の内訳は以下のとおりです。
学校用机×133  学校用椅子×187 足踏みミシン33台 3人用長机×19台 
その他(テニスボール×360個 ノート類×632冊 など)

3月23日 ファルージャ再建プロジェクトの今_b0006916_5242980.jpgコンテナ積み込み以前、33台の足踏みミシンは近藤産興の倉庫に保管されていました。近藤社長のご好意で、ミシンはメーカーに依頼し、十分な点検とパーツの取替えなどを完了したものを厳選していただきました。さらに付属品としてボビンやボビンケースなども1カートンつけていただきました。机や椅子もきれいに磨かれ、錆び取りやペンキがはげ落ちた箇所の塗り替えも完了していただきました。コンテナ積み込み前の2月のある日、近藤社長にごあいさつに伺った際、その作業の様子などをビデオ撮影しました。今回のヨルダン滞在でイラクの友人たちにそれを見せると、彼らも社長のお心遣いに大変感動していました。

日本(名古屋港)からヨルダン(アカバ港)までの輸送費用は「イラク支援ボランティア高遠菜穂子」に寄せられたカンパで本日支払い完了です。合計金額は1,035,122円です。(※足踏みミシン33台の木枠梱包代も含まれます)

ヨルダン(アカバ港)からイラク(ラマディ市)までの運搬、輸送費用の一切はイラク企業が受け持ちます。来月(4月)13日にアカバ入港の際には、イラク人の「ファルージャ再建プロジェクト」のメンバーとともに立ち会う予定です。現地(ラマディ市内)に到着した物資は、ファルージャ再建プロジェクトのメンバーが選出した学校に、彼らの指揮によって運びこまれる予定です。彼らからのビデオレポートを期待したいところです。

反響もすごく、引き続き再建工事と物資支援ができそうな感じです。イラク側も、とってもとっても喜んでいます。近藤社長、そしてセイブイラクチルドレン名古屋のみなさん、イラク企業の関係者のみなさん、本当にありがとうござました!
by nao-takato | 2006-03-11 00:07 | 支援/プロジェクト

リアルタイムでイラクの今をお知らせする為の公開日記


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