'13年1月イラク外科ミッション(口唇口蓋裂・爆弾による火傷など)

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今年1月、日本人医師の協力を得て、
イラクでの外科ミッションをスタートすることができました!

口唇口蓋裂や爆弾で火傷を負った被害者からの相談が来るたびに、
ずっと考えていました。
「一緒にイラクに来てくれる医師はいないだろうか?」と…。

アメリカや世界各地からやって来る医療者と現地で働くたびに、
ずっと考えていました。
「日本人医師と新しいプロジェクトを立ち上げたいなぁ」と…。

そして、ついに念願が叶いました!



森岡医師は形成外科医で、
「MDM=Medecins du Monde=世界の医療団」や大学のチームなどで、
海外医療支援の経験がとても豊富な方です。
長年、ネパール、カンボジアなどで活躍されています。
現在は、MDMでビルマ(ミャンマー)での初ミッション完了したところだそうです。
Medecins Du Monde ミャンマー

また、「パレスチナ子ども救済基金」のオファーで、
現地に年に1~2回のペースで毎年通っておられます。
前回(昨年12月)のミッションでは、
1週間で37件のオペを完了したとのこと。
ほとんどが口唇口蓋裂や火傷の小児だったそうです。

今回、私の「ぜひイラクに!」というオファーにも快諾してくださいました。

1月中旬、森岡医師がイラク入り。
まずは医療現場を見てもらいました。
場所は、ファルージャ総合病院とラマディ教育病院。

森岡医師の滞在期間は5日間。
視察がメインで、実際にオペはどのくらいできるだろうかと思いましたが、
事前に私とイラク人医師でコンタクトしていた患者さんたちの診察を終え、
2日間で口唇口蓋裂と爆弾による火傷の患者さんなど、
10名のオペをすることが決まりました。

ところが、オペ前日の1月25日(金曜日)に事件が起きてしまいました。
毎週金曜日に行われているデモの参加者が、
ファルージャに侵攻してきた政府軍の発砲により死傷者が出る惨事に…。
死者7名負傷者65名。

ERだけでは足りず、
外科病棟のオペ室も満杯になっていました。
翌日は犠牲者を弔う葬送行進が行われることになり、
引き続き、軍の発砲があるかもしれないということで、
森岡先生のミッション第一日目はキャンセルせざるを得なくなってしまいました。

最終的に4人の患者さんがオペを受けました。
イラク人医師たちは森岡医師のオペを熱心に見て学んでいました。
空き時間にはパソコンで症例を見ながら、
質疑応答が続いていました。

4歳のマラックちゃんは、
あと2回のオペが必要だそうです。

カフィ(20)とナディア(15)は姉妹。
2人とも口蓋裂でした。

アブドゥッラは口唇裂でした。

今後も森岡医師と相談しながら、
イラクでの外科ミッションを続けていきたいと思います。


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私個人の現地渡航費、滞在費などには充てていません。

高遠菜穂子(^人^)
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by nao-takato | 2013-06-10 06:31 | 支援/プロジェクト

リアルタイムでイラクの今をお知らせする為の公開日記


by nao-takato