在ヨルダンイラク難民サポート(医薬品&医療品)

ヨルダンにいるイラク難民が直面している問題の一つに、医療があります。無料で診察を受けられる医療機関はありますが、病院で指定された医薬品を経済的理由から買えない人がたくさんいます。あるいは、診察は無料で受けられても処置や手術が有料になる場合もあります。以前にもここで書きましたが、3万円を捻出できずに亡くなってしまった男性もいました。

この状況をなんとかしようと、在ヨルダンのイラク人によるネットワークがカンパを集めてこうしたイラク人家族をサポートしてきました。

ドナーは全員がイラク人で、イラク難民から絶大な信頼を受けていたマハがそのまとめ役でした。そのマハは、9歳の娘と一緒にヨルダンに戻ることを許されず、今も治安最悪のモスルにいます。先日も大規模な爆弾事件があり、とても心配です。

この薬局の薬剤師ドクターバトゥール(女性)もイラク人で、マハと同じモスル大学の出身です。ドクターがモスル大学の学生の頃、パレスチナからの留学生と恋に落ち(本人談)、結婚してからはヨルダンで暮らしているそうです。ここ数年で急増したイラク難民に心を痛めていたドクターは、マハと知り合い、一緒にカンパを集めてこのサポートを始めたのでした。

ただ、いつもここで書いてきましたけど、もちろんのことですがカンパですべてのイラク難民の医療をカバーできるはずもありません。しょっちゅう、「もう続けられないかもしれない」「カンパが底をついた」という状況に陥ってきました。その様子をいつも見ていたことから、日本で寄せられたカンパの一部をここにも充てることにしました。

6月のカンパの報告(手術と車いすetc...)

検査の結果、連絡きました。

マハが日々家庭訪問をし、パソコンにファイリングしてある1,000家族以上から深刻な状況の家族20〜30家族をリストアップ、薬局に登録しています。未熟児が多いのも特徴として挙げられますが、授乳の時期を過ぎるとリストから外し、次のサポートの必要な家族がリストに載せるようになっています。

5月と7月にカンパした金額は下記のとおりです。

5月 $3,000-
7月 $2,900-

以下の写真は、7月にドクターバトゥールの薬局に医薬品を受取にきた人たちです。みな、診断書と処方箋を持ってやってきます。

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この女性は、高血圧や狭心症などの薬を受け取っていきました。

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この女の子はサラセミア(遺伝性疾患)を患っています。以前に家庭訪問をしたことがありますが、弟も同じサラセミアです。姉弟で重症なサラセミアだということで、骨髄移植が必要だと診断されています。以前にテレビのドキュメンタリー番組で取り上げられていました。NGOのサポートでフランスに治療のために長く滞在していたこともあるそうで、彼女はフランス語が話せます。

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この男性が見せてくれた診断書には、マリアムちゃんという娘の産まれた時の体重が1300グラムだったと書いてあります。年齢に”3歳半”と書いてありますが、栄養失調のようです。

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この女性は関節の痛みを訴えていました。

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以前に何度か家庭訪問をしている家族の男性です。現在、4人家族で暮らしています。娘が乳がんで抗がん剤治療のため頭髪は全部抜け落ちてしまっています。息子は自閉症です。彼の奥さんに車椅子を寄贈したことがあります。(上記リンク参照)この日、受け取った精神安定剤などはその奥さんのためだそうです。
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by nao-takato | 2009-08-31 18:45 | 支援/プロジェクト

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