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ファルージャで思い出のケバブを食す。

ファルージャで思い出のケバブを食す。_b0006916_1424922.jpgファルージャはケバブ料理で有名ですが、これは「ハッジフセイン」というケバブレストランです。この真向かいに、例のアンマンでも有名なケバブ料理屋「ザズール」があるのです。「ザズール」はアンマンでもすでに2軒、その他湾岸諸国にも進出のグローバル企業(?)です。この人気レストラン2軒は、2004年に木っ端微塵に空爆されました。米軍の会見では「レストランに武装勢力がいた」と言ってましたね。オーナーたちは
「もっと大きなのを作ってやる」と自力でレストランを復活させました。私はこの「ハッジフセイン」によく来ていました。ここから、ラマディのカーシムの自宅に電話をしたこともあるんですよ。あの頃、自宅の電話がかろうじてつながっていたんですね。今は、携帯じゃないとつながらない。

ファルージャで思い出のケバブを食す。_b0006916_1544527.jpg「ハッジャシェーン」(ハッジフセインと英語では読めるが、地元の人たちの発音はこう聞こえる)のケバブ。羊肉のつくね。イラクの羊は美味しい。元々はイギリス産の羊らしいが、イラクの砂漠に生える栄養分の高い草を食べることで、ジューシーな肉になるらしい。確かに、美味しい。ケバブなんてどこにでもありそうなのだが、イラクケバブ、特にファルージャケバブは自慢の一品になり得る。ただ…、ファルージャケバブはまず大きさが自慢のはずなのだが、ちょっと小さくなった気が…。以前はこの倍くらいあったような…。ちなみに左のボトルはナツメヤシのお酢です。サラダなんかにお好みでどうぞ。


ファルージャで思い出のケバブを食す。_b0006916_252155.jpg食後のお茶はもちろんイラクティーです。見てください、この砂糖の量。スティカン(お茶用の小さなグラスで、イラク人はこれにこだわる)にたっぷりと砂糖を入れて、やかんで十分に煮出した濃い紅茶を注ぎ入れる。通常は茶こしを使う。並々注がれた紅茶を添えられた小さなスプーンで手早く混ぜる。正式な”茶道”としては、スプーンはソーサーの上。スプーンをグラスに入れてサーブするのは悪い意味。ここでは”質より量”なのか、全然気にしてなかった(苦笑)甘すぎるのを嫌って混ぜる作業を怠ると、イラク人から「混ぜろ!混ぜるべし!」と注意される。緑茶の国の私なんかは、グラスの上半分でササッと混ぜて甘さ調整してます。やっぱり暑い国には甘いお茶なんですねぇ。


ファルージャで思い出のケバブを食す。_b0006916_254033.jpg食後のお茶をRYGメンバーのカーシム、ワセックとゆっくりいただきました。ワセックとは2005年のヨルダンでのミーティング以来です。ワセックは、ファルージャ総攻撃直後の映像や写真、診療所開設、インターネットセンター開設、医療品調達運搬などをやってくれました。

しみじみと、ファルージャで友に会えることの喜びをかみしめました。
by nao-takato | 2009-05-28 02:58 | ラマディ/ファルージャ

リアルタイムでイラクの今をお知らせする為の公開日記


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