バグダッド国内避難民サポート(ナティック小学校)
2009年 01月 26日
バグダッドの現地パートナー、イサームからのメールを紹介します。
昨年11月に完了した小学生への文房具、学校への備品配布と設置です。
今回も、配布時には横断幕に「アリガトウ、イホネット」と書かれてあります。
実は、この時に撮影したビデオがバグダッドから宅急便で送られてきたのですが、子どもたちがたどたどしい英語で御礼を言う場面なんかがあってとっても可愛いです。
******************************
友人のみなさんへ
イラクからイサームです。
今日、私と友人のナザールはみなさんからのカンパで買い出しをした後、バグダッド市内のある学校を訪ねました。カンパの使い道をお知らせする前に、私たちが訪ねたこの学校について触れておきたいと思います。
この学校はナティック小学校といいます。実は、ナティックというのはこの学校に勤めていた先生の名前です。彼は2年前に学校の近くで炸裂した自動車爆弾で亡くなりました。生徒たちも同僚の先生たちもみなナティック先生のことが大好きだったので、彼を偲んで学校の名前をナティック小学校と変えることにしたのです。
今も生徒たちは毎週のようにナティック先生のことを思い出しているそうです。時には、辛くなって涙を流す子もいるようです。ナティック先生は素晴らしい先生で、バグダッドの苦難の中でも子どもたちを助け、勉強を教え続けた人でした。
この小学校はバグダッドの北に位置し、全校生徒は500人です。私たちは生徒たちにノート、鉛筆を用意しました。その他、学校には天吊りファン、暖房器具などを贈呈しました。また、毛布30枚を孤児となった子どもたちに配りました。天吊りファンや暖房器具の設置も私たちが手配しました。その時の写真を添付します。
もう一つお伝えしたいことがあります。
生徒と先生たちはこのプレゼントにとっても喜んでいました。感謝のメッセージを届けます。
「みなさんのイラクの子どもたち、そして孤児となった子どもたちへの支援とカンパを本当にありがとうございます。いつか私たちも日本のみなさんのためにお役に立てる日が来ることを願ってやみません」
私が孤児の女の子に毛布を配った時でした。彼女の目に涙を浮かんでいるのに気づきました。私がそっと抱きしめると彼女は父親のことを話し始めました。
「私のお父さんは、私に何でも与えてくれたの。昨年、車の運転中に占領軍に殺されるまではね…」
そして、これは彼女からみなさんへの感謝の言葉です。
「イホネットに、そしてカンパをしてくれたみなさんに心の底からアリガトウを言います。みなさんの心はイラクと、そして正義と共にあるのです。みなさんひとりひとりとつながっていたいと願います」
あなたの永遠のトモダチ、イサームより
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各教室に天吊りファンなどの取り付け工事の様子です。
(支援内訳)
1- 天吊りファン×15台 = $450
2- ノート×1500冊 = $700
3- その他文房具 = $300
4- クーラー×1台 = $275
5- 毛布×30枚 = $350
6- 交通費 = $100
7- 各教室の配線・
暖房器具、天吊りファン
の設置工事費 = $125
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(支援総額) $2,300-
昨年11月に完了した小学生への文房具、学校への備品配布と設置です。
今回も、配布時には横断幕に「アリガトウ、イホネット」と書かれてあります。
実は、この時に撮影したビデオがバグダッドから宅急便で送られてきたのですが、子どもたちがたどたどしい英語で御礼を言う場面なんかがあってとっても可愛いです。
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友人のみなさんへ
イラクからイサームです。
今日、私と友人のナザールはみなさんからのカンパで買い出しをした後、バグダッド市内のある学校を訪ねました。カンパの使い道をお知らせする前に、私たちが訪ねたこの学校について触れておきたいと思います。
この学校はナティック小学校といいます。実は、ナティックというのはこの学校に勤めていた先生の名前です。彼は2年前に学校の近くで炸裂した自動車爆弾で亡くなりました。生徒たちも同僚の先生たちもみなナティック先生のことが大好きだったので、彼を偲んで学校の名前をナティック小学校と変えることにしたのです。
今も生徒たちは毎週のようにナティック先生のことを思い出しているそうです。時には、辛くなって涙を流す子もいるようです。ナティック先生は素晴らしい先生で、バグダッドの苦難の中でも子どもたちを助け、勉強を教え続けた人でした。
この小学校はバグダッドの北に位置し、全校生徒は500人です。私たちは生徒たちにノート、鉛筆を用意しました。その他、学校には天吊りファン、暖房器具などを贈呈しました。また、毛布30枚を孤児となった子どもたちに配りました。天吊りファンや暖房器具の設置も私たちが手配しました。その時の写真を添付します。
もう一つお伝えしたいことがあります。
生徒と先生たちはこのプレゼントにとっても喜んでいました。感謝のメッセージを届けます。
「みなさんのイラクの子どもたち、そして孤児となった子どもたちへの支援とカンパを本当にありがとうございます。いつか私たちも日本のみなさんのためにお役に立てる日が来ることを願ってやみません」
私が孤児の女の子に毛布を配った時でした。彼女の目に涙を浮かんでいるのに気づきました。私がそっと抱きしめると彼女は父親のことを話し始めました。
「私のお父さんは、私に何でも与えてくれたの。昨年、車の運転中に占領軍に殺されるまではね…」
そして、これは彼女からみなさんへの感謝の言葉です。
「イホネットに、そしてカンパをしてくれたみなさんに心の底からアリガトウを言います。みなさんの心はイラクと、そして正義と共にあるのです。みなさんひとりひとりとつながっていたいと願います」
あなたの永遠のトモダチ、イサームより
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各教室に天吊りファンなどの取り付け工事の様子です。
(支援内訳)
1- 天吊りファン×15台 = $450
2- ノート×1500冊 = $700
3- その他文房具 = $300
4- クーラー×1台 = $275
5- 毛布×30枚 = $350
6- 交通費 = $100
7- 各教室の配線・
暖房器具、天吊りファン
の設置工事費 = $125
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(支援総額) $2,300-
by nao-takato
| 2009-01-26 04:32
| 支援/プロジェクト