人気ブログランキング | 話題のタグを見る

寒い冬を乗り越える!

瞬く間に日々が過ぎていきます。
イスラムの国では、今”イード”というお祭りの真っ最中。
アンマンに到着した日は静かでしたが、今日あたりから買い物客でにぎわっています。

10日にまず、CRPアンマンチームのリーダーの自宅に行って打ち合わせ。
12時から6時くらいまでいたのですが、彼女の携帯電話はイラク避難民からの問い合わせで鳴りっぱなし。何件かは、見知らぬイラク避難民からの電話。
みんな、口コミでCRPにたどり着いているんだそうです。

携帯電話だけではなく、訪問者も多い。
私がいる間にも、5組がやって来た。
離れた地区の家族たちに配る洋服を取りに来たボランティアさん、羊肉を受け取りに来る人。
相談に来る人。第三国への移住が決まったと報告に来る人。医療相談に来る人。

彼女は国際NGOのボランティアもやっているけど、事務仕事がメインだそう。
”実働”はもっぱらCRP。

CRPの今年の冬のプロジェクトは、イードの贈り物として冬物コートを子どもたちに。
それが決まってからが大変だったそうだ。
イードの3日前に大量にコートを買出しに行ったが、あまりの量で自宅に置く場所がなかった!
なんと、自宅の階下に1部屋借りたのだそうだ!

イード前の2日間は、午後から夜中の12時までひっきりなしに彼女の自宅に避難民家族が訪れ、階下のアパートで子どもたちにコートの試着をさせて、帰りに羊肉を渡すという作業をやったそうだ。てんてこ舞いに忙しかったそう。

「てんやわんやしてたら、自分の家のイードの準備をまったくしてなかったわ!」と大笑い。

現在、CRPのトップページにコートを着たたくさんの子どもたちの写真が掲載されています。
これも、「イラク支援ボランティア高遠菜穂子」にいただいたカンパとアメリカからのカンパでやっています。ありがとうございました。
CRPウインターコート

まだ、予定の人数分を買い終えていないので、明日また買出しに行くことになりました。

今、これを書きながら、カーシムとラマディのタミーム地区で古い学校に暮らしている30家族たちへの冬の支援をどうするか、チャットミーティングしています。

カーシムは今日の昼間にタミーム地区の家族たちのところを訪問して、何が必要かを調べてきました。すきま風が吹く学校の教室でイラクの冬はつらいだろうと、灯油ストーブと灯油を配布しようかということになりました。

まだまだお話はありますが、今日はこの辺で。
by nao-takato | 2008-12-13 06:26 | 支援/プロジェクト

リアルタイムでイラクの今をお知らせする為の公開日記


by nao-takato