イラククルド自治区ってどんなところ?

だいたいいつも一人でイラクに行きますが、
今回は、劇作家の篠原久美子さん、俳優の小林あやさんとご一緒しました。

「イラク」、といってもクルド自治区。
治安はアラブ地域に比べ「天と地」ほどの違いがあります。
「イラク」と聞くと、「一歩入っただけで息の根を止められる」ように思われがちですが、
イラククルド自治区は、そうではありません。

アラブ地域のバグダッドは連日のように爆弾が炸裂し、
ファルージャやラマディのあるアンバール州、モスルのあるニナワ州は、
ISの恐怖支配、あるいはISとイラク政府軍、有志連合の戦闘が続いていますが、
クルド自治区はとても安定しています。

だからこそ、シリア難民やイラク国内避難民が殺到するわけです。
避難民となったファルージャやラマディ、モスルの友人たちとも会うことができます。

そうは言っても、クルド自治区のアルビルでも年に一度か二度ですが、
自動車爆弾などで死傷者が出ています。
前日に通った道路で爆弾が炸裂したことも、
行きつけにしていたカフェの店員が巻き込まれて亡くなったこともありました。
しかし、その頻度はバグダッドなどとはまったく比になりません。

最近では欧米各国、アメリカ、オーストラリアやアジアでも「テロ」は起きていますが、
頻度としては、どちらかと言えばそちらに近いと言えると思います。

ただ、イラククルド自治区とそれらの国の違いを挙げるとすれば、
イラククルド自治区では、
数十キロ先がIS支配下だったり、
ISとの戦闘中だったり、
イラク政府軍や有志連合による空爆などが
継続的に行われている点です。
また、その前線が流動的であるということです。

とってもホスピタリティ溢れるこの地域を旅するのは、
陸路で国境越えをするバックパッカーにはとても魅力的ですが、
イラクのどの国境も、国境周辺の街もおすすめできません。

また、イラククルド自治区はイラクの他地域とはまったく状況が異なりますので、
そこだけを見て、あるいはそこだけの話で「イラク」を語ることはできません。

以下のリンクは、篠原久美子さんのイラククルド報告記全9回(6回と7回は一本に)です。
お二人とも「非戦を選ぶ演劇人の会」のメンバーとして、
イラク支援には継続的にご支援ご協力いただいておりましたが、
「やっぱり実際に来てみると、違うね」と何度もおっしゃっていました。

近々、帰国報告会も行う予定です。
詳細決まり次第お知らせいたします。
ぜひそちらもおでかけください。

篠原久美子のイラククルド報告記(1)

篠原久美子のイラククルド報告記(2)

篠原久美子のイラククルド報告記(3)

篠原久美子のイラククルド報告会(4)

篠原久美子のイラククルド報告記(5)

篠原久美子のイラククルド報告記(6)(7)

篠原久美子のイラククルド報告記(8)

篠原久美子のイラククルド報告記(9)
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by nao-takato | 2015-09-29 00:27 | イラク全体

リアルタイムでイラクの今をお知らせする為の公開日記


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